無収縮グラウト工法
概要
無収縮グラウト工法とは、無収縮材(無収縮グラウト又は無収縮モルタル)を使用する注入工法あるいは型枠流し込み工法です。用途は、耐震補強(鋼板巻立て、鉄骨ブレース間隙部充填)、機械基礎アンカー部充填工法等の施工方法があります。
無収縮材は、材料が拘束されたほぼ密閉状態の容器内において、無収縮性(体積減量がない)を示し、充填部での密着性と一体性を高めます。
無収縮材は、材料特性に応じ、以下の材料があります。
汎用タイプ | U-グラウト一般用 |
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高強度タイプ | MG-15Mスーパー(高流動型) |
MG-15Mハイパー(粘性型) | |
低発熱タイプ | U-グラウトM(大量打設、耐震補強) |
温度ひび割れ低減タイプ | U-グラウトL(大量・大断面打設) |
耐塩害タイプ | U-グラウトCT(港湾構造物等) |
水中不分離タイプ | U-グラウトAG(水中施工) |
超速硬タイプ | MG-10MS(緊急工事) |
MG-11M(マンホール嵩高補修) |
無収縮材は、材料特性を良く理解し、施工方法、施工環境に応じた材料選定が重要です。
施工手順
施工例
耐震補強工事(鉄骨ブレース間隙充填) | 壁式橋脚増設(天端部間隙充填) | |
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機械基礎アンカー部充填 | 人孔蓋交換時周辺部充填(MG-11M) | |
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